何年かに1度は起こるスーパーボウルのチケット代の大幅な高騰。
マイアミ大会は、49回大会以来の高騰したスーパーボウルでした。
大会のフォトギャラリーと共にマイアミ大会のチケット代を振り返ってみます。
CNNのニュースにもあるように、第54回大会は全体を通して、チケット代が高いスーパーボウルでした。
この記事は、2020年1月21日の日本時間の15時30分にアップされており、スーパーボウルのカードが決まったのが日本時間の1月20日のお昼前ですので、アメリカ時間の20日のチケットの動きを取材したものが記事としてアップしたものと考えられます。
CNNの記事の内容だと
現在のチケットの転売価格の平均は6232ドル(約68万5000円)。しかし、過去24時間に販売されたチケットの平均価格は6785ドルになっている。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35148265.html
となっており、実際この時の最低価格は、おおよそ5000ドルから5500ドル前後(チケット会社のサービス料込)、サンフランシスコ(シリコンバレーエリア)のようなお金の出すファンがいるチームの場合は、最安値の300レベルのアッパー席ではなく、49ers側の座席などで多少条件が良い場所など買っているのであれば、平均の金額が6200ドル前後になるのもうなずけるような金額帯です。
今回のスーパーボウルに関しては、カードが決まる(1月19日前)前でもサービス料を入れたチケット代は5000ドルを切ることがほぼないスーパーボウルでした。(一部のブローカーサイトやアンオフィシャルの仲介サイトだと、5000ドルを切る価格もありましたが、それはのぞきます)
アメリカのチケットは、サービス料が25%から30%加算されます。
そのため、仮に4000ドルというサイトがあっても最終画面では5200ドル前後となります。
そういう意味では、アッパー席の最安値を買う人ほど大変なスーパーボウルになったと思います。この金額が、毎日500ドル前後動きます。
日によっては、6000ドル近いときもありますし、5000ドルを切るかなという日もあります。この動きがカードが決まってから5日ぐらいあります。
今回のスーパーボウルは、1月27日ぐらいまでは、いつもより少し高いスーパーボウルだな、だったのですが、開催数日前になり、価格が高騰しました。
まず、現地1月31日(金)朝の10時30分の時点での状況です。
この午前中の時点で、かなり相場が上がってきており、7200ドルを突破。
1時間後には更に高くなってきました。
午後1時30分過ぎには、最安値のチケット代が8400ドルを超えます。
こうなるとコーナーもサイドも関係なくなってきます。
今回のスーパーボウルは、この金曜日の午後がピークでしたが、第49回大会のようにそのまま最安値が1万ドルを超え、当日を迎えることはありますので、あくまでも今回、たまたま金曜日の午後がピークだったにすぎません。
ちなみにこうなると、一般的に、チケットをまだ買ってないという状況の場合、心理的には、相当苦しくなると思います。
特に高い旅費を払ってきているだけに、最も高い価格で買わざる得ないような状況ということもあり得ます。
マイアミに関しては、当日の開門時間の14時になっても相場が崩れることなく、7000ドル以上はしていました。
スーパーボウルのチケットというのは、チケット代が非常に動きます。
ご自身で買う場合は十分注意をして買うようにしてください。
スーパーボウルのチケットを自身で買う場合に気をつけたい点
そもそも高いチケット代で売られてるのが近年のスーパーボウルになります。
そのため、どのタイミングで買うか悩み、直前まで待てば安くなるかな、という考えでチケットを買わずに現地に行き、第54回のマイアミの状況に陥ると、かなりしんどい状況に陥ります。
特に応援しているチームがある場合、買うタイミングが、カンファレンスファイナル後になると1日500ドルから1000ドルチケット代は動きます。
これは、一概に上がるわけではなく、上がったり、下がったりするので、難しい判断を迫られます。
スーパーボウルのチケットを買う場合は、安く買おう、という考えはまず置いておくべきです。
目的が一生に一度のスーパーボウル観戦であれば、しっかり予算を持っておくことです。高いか安いかではなく、応援しているチームが勝ったタイミングで買うということを心掛けたほうが、最終的には、良い買い方になると思います。
スーパーボウルのチケットの受け取りについて
スーパーボウルの場合、買うまでではなく、受け取りまでが大変なイベントです。購入先のチケット会社がアンオフィシャルである場合、お受け取り場所が直前までわからなかったり、お受け取りの際にトラブルがあり得るのがスーパーボウルです。
これに関しては、言葉は全く関係ありません。
英語が話せればなんとかなるとか、そういう問題ではなく、購入先のチケット会社の選定が最も大事になります。
仮に言葉で解決するのであれば、アメリカ国内ではトラブルは起きないことになります。そんなことがないのがスーパーボウルになり、当然、現地の人ほど、100ドルでも安くという心理でチケットを買います。
そうなると、手配元にチケットが入らず、ごめんなさい、ということもあるのがこのクラスのイベントですし、通常のイベントではないという感覚を持っておくべきイベントです。
ここ最近は、オンロケーションが公式になっているものの、オンロケーションは、おそらくオンラインでの国際オーダーは、非常にハードルが高いです。
購入後、パスポート、クレジットカードのコピーを送るなどの作業はありますので、ボタン1つでは購入できません。
また、オンロケーションの場合、早いオーダーの場合、「配送オプション」ですが、国際配送はありません。
直前になり受け取り場所の連絡が来ますので、指定の場所に取りに行くことになります。基本的には、スーパーボウルウィークの月曜日から土曜日が指定のホテル、当日はスタジアムになりますが、これは毎大会異なります。
また、NFLの公式のライセンシー自体、年々変わるものですので、あくまでも54回大会まではそうだったということで、将来の大会、同じ会社が、公式とは限りませんのでご注意ください。
マイアミ大会を振り返る
マイアミ大会のフォトギャラリーです。
Game Day(スーパーボウル当日)
スーパーボウルエクスペリエンス
このサイトを探していただいたということは、きっとご自身でもチケットを買うことにトライしてみようと考えている人もいらっしゃると思います。
何度かアメリカのイベントのチケットを購入されている方であれば、なおさらですが、スーパーボウルは全く別のイベントと考えてください。
その上で、スーパーボウルのチケットを買う際は、確実性を重視し、直前まで粘るようなことはやめておくほうがいいかもしれません。
目的がスーパーボウルを体験するのであれば、少し早くても購入してもいいかもしれませんし、応援しているチームのスーパーボウルであれば、カンファレンスファイナルでチームがスーパーボウルを決めたタイミングで買っておくほうが、価格的な面で振り回されるリスクは避けられるかもしれません。
皆さんがスーパーボウル観戦を楽しんでいただき、最高の思い出にしていただければと思います。